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操体用語解説集(改定版)

2016年11月追補

操体と整体の違い(別ページリンク)

操体という名称

操体と操体法の違い

般若身経

骨盤の前弯曲と後弯曲

第一分析、第二分析、第三分析

操体という名称

操体という名称がついたのは、NHKテレビ出演以降のことである。DVD「橋本敬三の世界」を見ると、『橋本さんの治療法』と言われているし、勉強会の名称は「東洋医学セミナー」である。恐らくNHK出演の翌年あたりに「操体」という名前がついたと考えられる。「操体法」というのは主に臨床の部分を指すが、当時の「現代農業」誌で編集を担当していた栗田庄一氏は、1977年の連載開始時に、「操体ではなく、操体法、にしてもいいですか」と橋本医師に聞いたところ、いいと言われたので、「操体法のすすめ」という連載を始めたと言っている。この「操体法のすすめ」の連載が、後に「万病を治せる妙療法」となる。「法」という言葉を使ったことによって、テクニックの一部だと誤解される場合もある。

「操体」は大分類を指し、「操体法」は臨床の部分を指す

操体と操体法の違い

操体とは、操体臨床に加え、息食動想プラス環境、あるいは橋本敬三医師の哲学、死生観などを含めた総括的なものをあらわす。
操体法とは、橋本敬三医師が行っていた臨床、および自力自療に適う指導の部分を指す。つまり「操体法」というのは「操体」のほんの一部でしかない。

操体という名称がついたのは、NHKテレビ出演以降のことである。
DVD「橋本敬三の世界」を見ると、『橋本さんの治療法』と言われているし、勉強会の名称は「東洋医学セミナー」である。
恐らくNHK出演の翌年あたりに「操体」という名前がついたと考えられる。
「操体法」というのは主に臨床の部分を指すが、当時の「現代農業」誌で編集を担当していた栗田庄一氏は、1977年の連載開始時に、「操体ではなく、操体法、にしてもいいですか」と橋本医師に聞いたところ、いいと言われたので
「操体法のすすめ」という連載を始めたと言っている。
この「操体法のすすめ」の連載が、後に「万病を治せる妙療法」となる。
「法」という言葉を使ったことによって、テクニックの一部だと誤解される場合もあるが、「天然自然の法則」の「法」という解釈もある。

 

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般若身経(般若経ではないことに注意)


からだの使い方、動かし方の法則を、世界で一番短い経典、般若心経になぞらえたもの。
あらゆるエクササイズの基になるもの。
関西エリアでは健康体操、養生法として伝わっている事が多いが、操体法東京研究会及び東京操体フォーラム、一般社団法人日本操体指導者協会では、からだの使い方、動かし方の法則として応用している。
なお、これを習得することによって、ボディの歪みを正し、疲れにくく、運動効率が良く、フォームが美しく、身心の安定をはかることができる。
操体の指導者、実践者に長命者が多いのは、この実践によるものではないかと思われる。

なお、橋本敬三医師自身もその著書の中でバージョンアップを試みている。
現在は、三浦寛によってより効果的なバージョンアップが試みられている。


骨盤の前弯曲と後弯曲

これは、橋本敬三医師が用いていた用語である。
(大正10年に医師免許取得)。恥骨を中心に考えている。
前弯曲というのは、恥骨が前方に移動し、腰椎の反りが減っている状態、後弯曲というのは、恥骨が後方に移動し、腰椎の反りが強くなっている状態を指す。

現在では、腰椎の前弯曲、後弯曲、あるいは骨盤の前傾、後傾(こうけい)と言う事が多い。
骨盤の前傾、後傾は、腸骨棘を基本にしているので、前傾、後傾とは逆になることに注意していただきたい。

 

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第一分析、第二分析、第三分析

それぞれD1 D2 D3と略して用いることもある。
第一分析、第二分析、第三分析という名称は三浦寛の命名による。また、第二分析、第三分析を体系づけたも三浦である。橋本敬三医師の時代には、この言葉はなかった。

 

「第一分析」とは、「第一分析による、動診と操法」のことである。第二分析、第三分析も同様である。

第一分析は、橋本敬三時代の「楽な方に動かし、数秒間たわめ、瞬間急速脱力に導く」ものを指す。対になった動きを比較対照する、運動分析である。

残念ながら、多くの操体以外の臨床家は、第一分析を操体法だと認識しているケースが多いが、橋本敬三自身も晩年、操体は運動分析(楽か辛いか)ではなく、きもちよさをききわけ、味わうことによりボディの歪みを正すというように方向転換している。
第二分析以降は、橋本敬三医師の意志により、三浦寛が構築している。


第二分析は、楽か辛いか、の二者択一ではなく、一つ一つの動きに快適感覚の有無を確認し、快適感覚があれば、からだの要求に従って、快適感覚を十分に味わうことにより、ボディの歪みを正すものである。
第二分析(快をききわける)動診・操法を行う場合は、介助法・補助法、言葉の誘導、操者のからだの使い方の作法が重要になってくる。この基本をしっかりと学ぶことによって、操体臨床は生きてくるのである。

★第二分析以降が学べるのは、操体法東京研究会定例講習のみである。

★多くの操体実践者は言葉では「きもちいい」というが、実際は第一分析を行っている場合が非常に多い。これは、間違いであり、操体を混乱に導く元凶となっている。

例)どちらがきもちいいですか? (×)
きもちよさというのは感覚であるから、比較対照しにくい。どちらが楽ですか、辛いですか?という問いかけには比較的答えやすいことがわかるであろう。

なお「きもちよさ」というのはあくまでも個人の感覚である。
操体で言うところの「楽と快(きもちよさ)の違いとは

「操体では、楽か辛いかを問いかける動診操法(第一分析)と、きもちのよさの有無を問いかける動診操法(第二分析)の区別をつけている」ということだ。

その区別は、操者(指導者)が行っている。被験者にそれを伝えるのは操者の役目である。
被験者は「楽」と「快」の違いを最初は理解していなくてもよい。それを伝えるのが、操者、指導者の力量なのである。

 

第三分析
刺激にならない皮膚への接触によって行うもの。渦状波(カジョウハ)とも言う。
渦状波®は、三浦寛の登録商標である。

この3つの呼び方を用いるのは、操体法東京研究会の流れの操体指導者に限られる。
何故なら、第二分析の介助・補助法と、第三分析(渦状波、刺激にならない皮膚への接触による無意識へのコンタクトを指導しているのは、操体法東京研究会のみだからである。
手関節、足関節への介助法・補助法を明確に指導しているところは殆ど見られず、多くは「どこに触れるのか」「どのように触れるのか」を曖昧にしたままになっているケースが多い。
介助補助がしっかり「決まって」いないと、快適感覚のききわけは困難である。

 

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陰の時代と陽の時代

陰陽の時代は800年周期毎に訪れる。
現在は陰の時代であるが、先の陽の時代が終わったのは奇しくも1945年である。
その陽の時代が始まったのは1145年頃であるから、丁度平清盛が登場し、それまでの貴族文化(女性的な陰の時代)から武士の文化(男性的な陽の時代)へ移行した。人間のからだも、陽の時代から陰の時代へ移行していると考えられる。
現在は以前のような他力的外力的に骨格を矯正するものよりも、ソフトで優しいものが受け入れられている傾向がある。これは時代のニーズでもある。
例えば、カイロプラクティックや指圧、ロルフィングなども同様であり、操体が第三分析(皮膚へのアプローチ)などに進化したのも同様である。

文責 畠山裕美 禁無断転載 2016年

 

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