「操体」あるいは「操体法」を説明するということは、なかなか大変なことなのです
それだったら、受けてみれば、やってみればいいのですが、やはり受ける前は色々心配があると思います。その前に、どんな事をするのか、どうやって治るのか、簡単に書いてみましょう
この宇宙には天然自然の法則というものがあり、それを知ると、健康で幸せに暮らせますよ、ということ
- 天然自然の法則を知ること(息食動想)
- 法則違反をすると、60%くらいまでは見逃すけれど、それを下回るとボディーが歪むということ
- どこか悪いからボディーが歪むのではなく、ボディーが歪むから悪くなるのだということ
- ボディーの歪みを正すには「きもちよさ」が一番のくすりだということ
この「きもちよさ」を味わうために、操体指導者はどんなことをするのかと言うと、診断分析を行います。操体臨床の95%は「診断分析」にあるといっても間違いありません。視診、触診などです。
2010年 Sotai Forum in Madrid でのデモンストレーション。膝窩(しつか)の圧痛硬結の触診。
- 初診の場合は、緊張の緩和と診断分析のために、足趾の操法を行ったりする(当研究所)
足趾の操法のデモンストレーション。立位でベッド、床に正座して行うこともあります。普段は床に正座スタイルが多いです
- 一つ一つの動きを、ゆっくりと表現していただく。操者は動きの安定や連動の促進、感覚のききわけを促すために、介助、補助、言葉の誘導などを用いて助けとする
- 感覚をよくからだにききわけていただき、きもちよさがききわけられたら、そのきもちよさを味わう。
★きもちよく動く、のではなく、ゆっくり動いて、きもちよさがききわけられたら味わう、あるいはきもちよさをききわけた後に「きもちよくからだを操って」ということ。
同じくマドリッドにて(操者三浦先生、モデル畠山)。
左上肢を前方伸展(前に伸ばす)という動きをとり、快適感覚の有無をききわけている。
同上。被験者は伏臥位。膝二分の一屈曲位にとった被験者の両足底に介助を与え、この場合は右足を挙上させることによって快適感覚の有無を問いかけている。
2010年 東京操体フォーラム in 京都のデモより。足関節の内転。
同上。被験者の両手を外転に「決め」、挙上させる。この場合被験者は左手を挙上し、全身で表現し、快適感覚の有無をききわけている。後ろに立っている三浦先生の厳しい目線に注目(笑)。
- 本人にしか分からない「感覚」をききわけていただくのが「診断(分析)」。ききわけたきもちよさを味わっていただくのが、「治療(操法)」。操体が自力自療というのもこのため。
★自分で動くから自力自療なのではない。自分にしか味わえないきもちよさを味わって良くなるので自力自療となる
この時、受ける人がすることは
- ゆっくり動くこと
- (自分にしかわからない)快適感覚をききわけ
- (自分にしか味わえない)快適感覚を味わう
ということだけ。操者は色々忙しいのですが、受け手はリラックスしていればいいのです。
きもちよさがわからない、ききわけにくい場合は?
急性の腰痛、あるいは動けないなどの場合
- 皮膚へのアプローチ。刺激にならない接触によるアプローチを行います。引っ張る、押す、絞る、捻るなどの皮膚刺激ではありません。







